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花見と万札


この春はまだ家族で”ちゃんとお花見”してないな、とか思いながら近所の桜は風が吹くたびにひらひら花吹雪が舞って、木はどんどん緑になっていってるのを眺めてて、

山の向こう側はまだけっこう咲いてるかもと思い奈良に花見に行くことにした。


生駒山を越えてちょっとうろうろして天竜川の川沿いに桜並木をみつけたからそこでお花見。スーパーで買ってきたおやつで。日曜やのに桜並木がまさに満開やのに、時々お年寄りが散歩に通るくらいで誰もいなくて不思議なくらい。

川には鯉がいて、ミドリガメもいて、ビニールかなんか食べてる。またここが清流になる可能性はあるんやろかとか思いながら、遠くにきこえる近鉄電車の音と奈良独特のゆっくりした空気のなかで、おばあちゃんちで過ごした子どもの時の幸せな時間を思い出したりしながら、本読んで、昼寝して、花見完了。


山を越えて大阪に帰ってきて、山頂の県境超えるだけで空気感や時空みたいなのも変わるのを感じながら山道を下りてバス道を東に向かって走ってたら、道路脇でなんかしゃがみこんで電話してる人がいて、身なり的にはヨレヨレでまあミナミの方にいるようなおじさんなんやけども歳は若めで痩せ型で赤いTシャツ着てて、しゃがみ込み方やその様子がここはインドか?というような雰囲気で、地面にはなぜか無造作に札束がおいてあって、どう考えてもおかしな光景。え?と思いながらその人の横を車は通り過ぎて、でも気になるから助手席から後ろ向いてみてたら風でその万札がひらひらと何枚も飛んでいってその人は電話しながらよろよろとその万札をひろっていて、でもひろいにいっている間に札束の他の札も飛びはじめるし、なんであの人こんなことになっているのか色々とハテナすぎて、もう完全に何かの映画のワンシーンのようだった。

いろんな人生があるなあと思った、2023年の家族の花見の記録。




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ねこさん

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