息子、12歳になりたて。6年生。
土日祝は一日中野球なので、そして6年生の下校時間は16時すぎるので平日の夕方はあんまり遊ぶ時間もないのだけども、今週は学期末の個人懇談があるから早めの下校で、友達と遊ぶ時間がいつもよりたくさんある。
昨日「明日、お母さんの知らん子のうちに遊びに行ってもいい?」ときいてきたので、その子のお母さんがいいって言うてはるんやったらいいよと返事してたので、今日は下校後ちょっと遠いところの初めて遊びに行かせてもらう友達のお家にでかけていった。
で、夕ご飯の時に、「あんな、マンションってすごいねんで。お風呂、スイッチ押すだけでお湯たまんねんで。掃除も勝手にできてるねん。お湯の温度も決まってるからわざわざかき混ぜて湯加減みたりもせんでいいし。すごいで! あとな、台所も電気やからコンロ平らやねん。洗濯機もドラム式やし、ほんで床もあったかいし。きれいやし。思ってたよりマンションって中、広いねん。なあ、うちもマンションに引っ越そうやあ」と言うて来た。まあ12歳やから、冗談のニュアンスもありながらやけどもそこには今日みてきた”マンション生活”というものへの本気の熱い羨望がこもっていた。
小さい時から近所のいろんなお家に遊びに行かせてもらい、お風呂に入らせてもらい、ご飯食べさせてもらい、そして泊まらせてもらい皆さんにお世話になって育ったので、数々のお家を知ってるわけで、それらのお家は我が家より何十年も新しいわけで、今時どこもお風呂はスイッチなはずだし床暖もあると思うけども、”マンション”は初めてで”マンション”というところが彼にはけっこうセンセーショナルやったんやな、というのはとても伝わって来た。
あと、友達んちと自分ちのちがいとか、そういうことを意識する歳になったのだな、とも思う。そういえば最近、「お母さん、もうちょっと普通になったら」とかも言ってきた。
息子よ、お母さんも普通になりたい。
息子が遊びに行ってる頃、私は学校に出かけていき担任の先生と懇談。大阪の学校って懇談は1人10分。そんなちょっとで子どものこと話せるん?って1年生の時はびっくりしたけども、もうなれた。
先生曰く、「こども達が、落ちてるでと物を拾ってあげているのを見るのが、奥野さんの机や奥野さんの周りのことがとても多いです。机の中にものがつまっていて整理整頓ができていません。」とのこと。「あ、そうなんですか、、、」と身が縮まる思い。宿題もしてないことが多いらしい。なんか本当にすみません。でも勉強については全く問題ないらしい。じゃあ宿題もうええやん!って内心つっこんでしまった。言わなかったけど。いつもありがとうございますって頭下げて帰って来た。
息子よ、キラキラマンションライフも整理整頓できてこそ!
母も、“普通”めざしてがんばるわ!
かわいい絵を描く12歳。
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